育児・子育てに対する助言
子育てと言うものは事あるごとに不安になるものです。
それはあたりまえのことです。
親になる可能性は誰しもあるものの、子を育ててはじめて実感するからです。
命が、まっさらな人生が委ねられているのですから。
それを自分で判断し、自分で決定しなければなりません。
これは非常にストレスのかかる状態です。
そこで助言が頂きたくなりますが、これはちょっと注意が必要です。
例えば、自分の両親から助言を得るケースです。
経験者の助言はたいへん参考になることがあります。
ですが、それが当てはまらないケースもでてくるということなのです。
親世代は20〜30年前の常識で子育てをした人間だということです。
当時の常識が、現在では非常識ということもあるのです。
加えて「今の母親ときたら…」という非難を言われることもあります。
助言を求めた事が、下手をすればかえってストレスを感じてしまうことになったり、不安が多くなるかもしれません。
専門家に相談し、助言を求めることも必要でしょう。
殊に健康に関しては、保育士さんやお医者さんに子供の症状や悩みについて意見交換をしなければならない時があります。
しかし、彼らの助言は専門家の「立場」からくるのものです。
これは頭においておくべきことですが、彼らは本音で「放っとけば?」とは言えない「立場」です。
それでは終わらない重要な時以外は、無難なことしか言いません。
軽い症状であってもちょっとしたことは言わねばならないのです。
育児書も同じようなものが書いてあります。
子育てに正解はないのです。
子も違うし、親も違いますので、助言が欲しい時は、あくまで参考程度と思う心構えが大事です。