こだわる子への接し方について
時として、やたら妙なこだわりを持つ子供たちがいる場合があります。
例えば、家族のなかで着替えが一番にならないと嫌だという子とか、好きな洋服でないと嫌だとか。
こだわりの種類は様々なようですが、ともかく理解しがたい執着を見せ、それが満たされないと激しく泣き叫んでしまうのです。
こうした子供たちの子育てには、尋常じゃないほどストレスがたまってしまいます。
そしてどこまで聞き入れたら良いのか、子どものわがままなのかどうかと言う葛藤もまたストレスとなってきます。
また子どもの言いなりになってしまっているというのも悩みの一つであります。
まずは、こうした子どもたちへはそのこだわりへの返事の第一声が重要だということです。
肯定的に受け止めてあげる方が有効なようです。
肯定的な受け止め方は、言いなりとはまた違うように思います。
子供たちはいろいろな資質や感性を持ち、親と同じ感じ方をするとは限らないのです。
否定的だったりいいかげんだったりすると、その子どもたちは余計に動きにくくなってパニックを起こしがちになるのです。
本来こういった子どもたちは切り替える、ということが巧くできないんです。
幼いながらも、こだわりという「主張・主義」なのです。
むしろ、こうした場合は大切にした方が良いということでもあります。
無理にこだわりを潰そうとすれば、止められる悔しさと理解されない悔しさで子供なりの自尊心をかけて反抗されてしまいます。
親の基準にあわさせるのではなく、主義主張を受け止めて大人側の事情を説明してから、妥協点を見出していくことが重要なのです。
したがって、こうしたことは練習が必要ですね。
時間はかかりますが、親子そろってストレスで疲れてしまう前に一工夫してみるのはどうでしょうか。