産後うつについて
出産、妊娠とそれぞれの時期に女性は軽いうつ状態になります。
しかし、最も問題なのは産後うつと呼ばれるもので、これは子供への愛情が湧かなくなる、不眠や生活意欲の低下、といった症状になります。
人によってはかなり重くなる危険性もあります。
はっきりした理由はわりせんが、精神的な疲労やホルモンバランスの変化が関係していると言われています。
日本では、母親の約1割がかかるとも言われています。
原因が明確でないので発症する時期は様々で不明ですが、出産後3ヶ月間は要注意で長い人でも6ヶ月は警戒時期とも言われています。
妻の精神的な負担を少しでも軽くするように、夫として協力して下さい。
このうつ状態から幼児虐待にまで発展する可能性もあります。
マタニティーブルーの主な原因は、ホルモンバランスの変化といわれています。
情緒不安定な状態が産後2、3日目からだいたい1週間ほど続き、自然と治まっていきます。
しかし産後うつのケースは、2週間ほど症状が出ると言われます。
マタニティーブルーになる人は、発症例の4倍ほどいると言われています。
症状は普通のうつ状態と同じで、きちんとした治療を受ければ治るものですから、一人で思い悩んだりしないことです。
子育ては、それでなくとも大変ストレスがかかりますが、一人でストレスを抱え込む必要はありません。
子育ては、夫婦間のものであり、また地域間のものでもあるのです。
必ず協力してくれる人がいるはずです。
あまり悩まず、子育てを楽しみましょう。