産後の夫婦仲について
諺に「子は鎹(かすがい)」があります。
意味は子供への愛情で夫婦仲が穏やかとなることです。
しかし、現代では例外のケースも出ているようです。
子育てという現実が夫婦仲を悪くしてしまうのです。
女性が出産をした後にうつになってしまう状態を「マタニティブルー」と呼ばれています。
子育てへの戸惑いや出産の疲れ、ホルモンの乱れなどが原因と言われています。
しかし、産後の不安は妻だけとは限りません。
夫もまた同じように子育てのストレスを抱えているです。
夫は「パタニティブルー」と呼ばれる、妻からかまってもらえない状態が増えることでうつを起こしやすくなるのです。
夫婦共うつ状態になると、子供が気の毒ですね。
「パタニティブルー」の原因は、産後に起こる生活環境の変化への準備不足でしょうか。
女性は「妊娠」期間中に徐々に子育てへの気持ちを準備していくようですが、男性はそうではないようです。
妊娠後期から産後1ヶ月は、性交渉が途絶えるもので、特に産後は出産からの回復のため性交渉が出来ません。
さらに妻が子育ての子供にしか関心を持たなくなったという印象を受けます。
これでは夫婦間の意思疎通がうまくできず、互いにストレスがたまりってやがてうつへと状況が悪化していきます。
子育ては夫婦が協力してするものです。
主役は母親かもしれませんが、父親の助けなく出来ることではありません。
そのためには自分の時間や夫婦の時間を持つことが重要ではないでしょうか。
その時間を使い子育てや性交渉など、じっくり二人で話し合うことが大切です。